加硫接着とは?

加硫接着について

加硫接着とは、ゴムの成型過程にて、あらかじめ接着剤を金属や樹脂部品等に塗布乾燥したものを金型内に挿入し、

成型近傍温度にてゴムを充填して一体成型し接着を完結技術です。 ゴムの加硫成型で架橋反応が進む過程で

同時に接着剤がゴム界面にて架橋反応を起こすように設計されています。この反応により高度な接着性能を発揮することが出来ます。

加硫接着のメリット

接着強度を増加させることが加硫接着の一番のメリットです。

常温下で硬化する接着剤よりも強固に接着されます。

常温硬化接着剤による接着は、剥がそうとすると接着部分で剥がれてしまうことが多々あります。

接着層が硬化してしまい、経年劣化すると接着層から破壊されてしまいます。

しかし、加硫接着の場合、基本的に剥がそうとしても剥がれません。

加硫接着の工程

①接着面の調製=>②接着剤塗布=>③未加硫ゴムの調整=>④加硫成型=>⑤脱型、冷却=>⑥仕上げ